吉利、韓国進出に向けルノーコリアの株式34%を取得

2022/05/11 12:48

浙江省杭州市に本社のある民間の自動車会社「吉利汽車」が、フランスのルノーの韓国法人「ルノーコリア自動車」と事業提携することで合意した。吉利は子会社のCenturion Industries Limitedを通じてルノーコリアの株式の34.02%を取得し、ルノーが引き続き筆頭株主となってルノーコリアを経営することになる。

吉利とルノーは2022年1月に、韓国で省エネタイプの燃料車とハイブリッドカーを打ち出し、それらを海外にも拡販する方向で合意していた。釜山にあるルノーサムソンの工場で生産し、2024年に量産化する見込みである。

これらの新車は、スウェーデンにある吉利の開発拠点で作られたモジュールアーキテクチャー・CMAを採用し、吉利のハイブリッド技術を導入する。ルノーおよびルノーコリアは、現地の利用者獲得に向けて先進的な技術や外観デザイン、乗り心地といった強みを披露する。

(中国経済新聞)