「杖国紫禁 扶桑共月–汪鐘鳴、汪㬢凝東京書法作品展」が東京中国文化センターで開幕

2024/01/23 12:30

2024年1月22日、中国文化センター(虎ノ門)で「杖国紫禁 扶桑共月–汪鐘鳴、汪㬢凝東京書法作品展」が開幕した。湖社画会、東京中国文化センターが主催し、日中文化展覧協会、鐘鳴翰墨(海南)文化芸術伝媒交流有限公司が共催し、汪鐘鳴氏、孫娘の汪㬢凝さん、日中協会理事長瀬野清水氏、日中友好協会常務理事永田哲二氏、中国文化センター長羅玉泉氏等各界から70人以上が開幕式に出席した。

本展覧会は、2023年7月8日に中国故宮博物院普度本堂で開催された「杖国紫禁 汪鐘鳴書法作品展」を皮切りとした世界巡回展の重要な一つで、汪鐘鳴氏が初めて日本を訪れて開催される記念すべき展覧会でもある。

汪鐘鳴氏は挨拶の中で「書法は、中日両国にとって数千年にわたる共通の宝であり、両国共有の文化のシンボルであるだけでなく、両国の文化交流や友好的往来の架け橋であり、絆でもあります。本展覧会では、私が精神を込めた作品の中から異なった趣を持つ様々な書体の約100点を厳選し、更に中日の皆様に馴染みの深い中国古典文化の内容を展示しております。書を通じて皆様とともに中日友好の1ページを綴っていきたいと思っております」と述べた。

汪鐘鳴氏

汪鐘鳴、1953年生まれ。筆名、鐘鳴。安徽省黄山黟県の出身で、唐代詩人李白の詩「汪倫に贈る」で有名な汪倫の第45代嫡孫にあたる。書法家として安徽文化研究院で活動。楷書・行書・行草・篆書・隷書などを得意とし、書法理論にも精通。2023年6月、北京湖社画会の顧問に就任。同年7月、故宮博物館の普度寺本堂で「杖国紫禁」と題する書法個展を開催。同年10月、「一帯一路」10周年中国・ウズベキスタン友好年記念行事の際、ウズベキスタンの文化分野で最高位の政府勲章である「ウズベキスタン国家文化勲章」を受章。「一帯一路上海協力機構工商文化フォーラムキルギスサミット」では国際儀礼芸術家として活躍。「北大方正字庫」の「汪鐘鳴行楷」の作者。「中少社出版」の「全国小中学生書法教育教材(小学校三年から中学校二年生まで12冊)」の編著者。中国文化部文化市場発展センターから特別任命された書画家であり、文化部と中国中外文化交流センターが共同で開催した「第七回中国文化芸術政府賞文華賞で「最優秀創作賞」を受賞。

汪曦凝さん

汪曦凝、汪鐘鳴の孫娘、今年16歳、高校一年生、汪倫の第47代嫡孫にあたる。幼い時から祖父の影響を受け、5歳から習字を始め、書道と美術に濃厚興味を持つ。2014年 小学校一年生の時,中国北京市通州区中小学第一回“潞城古韵杯”一等賞受賞。2020年 第二十五回全国中小学校絵画書道コンクール絵画部優秀賞受賞。2023年 全国社会芸術水準検定10級に合格し,現在、北京市重点中学校109中学校在校。

期日:2024/01/22(月) 〜 2024/01/26(金)

時間:    10:30~17:30

会場:    中国文化センター

(中国経済新聞)