貴州茅台の干支酒「竜茅」が大幅値下がり

2024/01/15 08:30

貴州茅台酒の干支酒「竜茅」が、このところ市場価格をかなり落としている。最も高い時で1本あたり7500元(約15.1万円)以上であったが、1月12日にはそのほぼ半分の3650元(約7.37円)となっている。通販サイトでは、6000元(約12.1万円)で売られているものもあるが、大部分は4000元前後(約8.07万円)まで下がり、一部のモールでは3899元(約7.87万円)となっている。

これについて茅台の販売店は、「出回る数量が増えたので値下がりは当然」と落ち着いた見方をしている。また、保存したいという客に対してはもう少し待つように勧めている。

「竜茅」は、1月6日にAPP「i茅台」上で購入受付を始め、数量は2023年の「兔茅」の29999本より少なく9999本である。APPによると、1月7日にはのべ850万人以上が度数53%の500ml品の申し込みをし、およそ2万人が購入に成功した。その後、別のアプリでは値段が一時期5000元(約10.1万円)まで下がっている。

また茅台は、改めて1月29日から「竜茅」3品種の購入を受け付ける。値段は2499元(約5.04万円)、3599元(約7.26万円)、14994元(約30.3万円)で、市場に出回る数がさらに増えるので再び需給に変動が生じることになりそうである。

現在、外部のデータによると、「竜茅」の卸売り価格は貴州茅台が発売している干支酒11品種のうち7番目で、さほど高くはない。「竜茅」について、ある販売店は、最終的には3000元前後(約6.05万円)に落ち着くと見ている。「『羊茅』や『馬茅』が1万元(約20.1万円)もするのは年代物で数が少ないからであり、『竜茅』は希少品でないので高くはならない」という。

(中国経済新聞)