大手自動車メーカーであるトヨタとホンダが相次ぎ中国での人員削減を発表した。対象人数はトヨタが1000人、ホンダが900人という。
さほどの人数ではないように見えるが、ともに初めて中国で人減らしに踏み切ったことになる。
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トヨタは2023年7月、現在の中国での販売状況を踏まえて、広州汽車集団との合弁である「広汽トヨタ」の社員数を1000人削減すると発表していた。
これについてトヨタの中国現地法人は、社員との労働契約の打ち切りと称している。
広汽トヨタは23年6月現在の従業員数が1・9万人なので、対象となるのはその約5%である。さほど高い比率にも見えないが、中国事業を何十年も展開してきたトヨタが人員削減をするのは初めてとなる。
中国市場で長らく脚光を浴び続けた日系自動車が、苦しい立場に置かれている。
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ホンダは広汽ホンダの完成車工場で900人を削減