中国とタイ、3月から永久的にビザなし訪問開始

2024/01/6 08:30

2024年1月2日、タイのセーター・タウィーシン首相は、3月から中国との渡航ビザを永久的に免除すると発表した。

この情報を受け、中国の大手旅行口コミサイト「馬蜂窩」(Mafengwo)では、「バンコク」への検索指数が一時200%も上昇した。タイについては、先ごろの正月3連休で、バンコクでのカウントダウンフェスティバル「NEON」が海外での行楽人気度3位に食い込んだほか、検索指数は離島への旅行が166%、フリープランが137%上昇している。

また同じく中国のオンライン旅行大手「同程旅行」(LY.COM)では、情報発表から30分間のタイ観光への検索指数が前日の同じ時間帯より158%上昇した。この中で、広東省、江蘇省、上海市、四川省、浙江省などからのアクセスが特に多くなっている。

正月3連休における同程旅行のデータを見ると、海外の行楽地で一番人気だったのはバンコクで、以下クアラルンプール、シンガポール、東京、プーケット、ソウル、ドバイ、ホーチミン、マニラ、チェンマイの順であった。この中で3か所がタイである。団体ツアーについては、バンコク-パタヤの6日間~7日間のプランが一番人気で、次がドバイ-アブダビの7日間前後のツアーであった。

タイのメディア「The Nation」は12月31日、2023年は外国人観光客の数がのべ2700万人以上で、2020年の新型コロナウイルス発生以降では最も多く、2022年より20%増えたと報道した。

これらの観光客はほとんどがアジアからの来訪者で、ヨーロッパやアメリカ州は少なかった。一番多かったのはマレーシアでのべ440万人、以下中国 (270万人)、シンガポール(190万人)、インド(160万人)の順となっている。

(中国経済新聞)