ヒット作続々 中国、2023年の興行収入1兆円突破 

2024/01/4 20:30

映画興行データ分析アプリ「灯塔専業版」によると、2024年元旦枠(2023年12月30日~2024年1月1日)の興行収入は15億3300万(約304億円)で、同期間枠における新記録を樹立した。

青春ラブストーリー『一閃一閃亮星星(Shining For One Thing)』は、興収が6億元(約119億円)を突破し首位。コメディー『年会不能停!』は興収が3億2,000万元(約63億5,000万円)を超え、アンディ・ラウ主演『ゴールドフィンガー』と『潜行』は興収が2億2,000万元(約43億6,000万円)の大台を突破。『狙った恋の落とし方3(原題:非誠勿擾)』は興収が5,000万元(約1億円)となった。

中国国家電影局の統計によると、2023年全体の映画興行収入は549億1500万元(約1兆900億円)。新型コロナウイルス流行前の2017年から2019年の水準までに回復することはできなかったが、それでも昨年比83.8%増と、過去3年間を大きく上回る成績となった。

そのうち、中国国内映画の興行収入は460億500万元(約9129億円)で、全体の83.77%を占めた。また、1億元(約20億円)以上の興行収入を記録した73作品のうち、50作品が中国映画であり、そのすべてが興行収入トップ10にランクイン。外国映画で興行収入がトップとなった『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は12位となった。

国家電影局によると、2023年には792本の長編映画が制作され、映画全体の制作本数は971本となった。この数字は2020年から2022年の制作本数を上回り、2019年の1,037本との差はわずかであった。

(中国経済新聞)