宝竜地産、1~11月の売上高は前年比30.36%減の5349億円

2023/12/12 08:30

上海の不動産大手「宝竜地産」は審査前の営業データとして、11月の契約売上高は前年比65.12%減の11.32億元(約229.4億円)、売上面積は同38.96%減の13.41万平方メートルであったと発表した。

また今年1~11月の契約売上総額は前年比30.36%減の264.15億元(約5352億円)、売上総面積は同28.22%減の181.55万平方メートルであった。

宝竜地産はこのような売上減で、債務の返済が危うくなっている。12月1日、債券の元金残額分9.5億元(約192.5億円)の支払い計画である「21宝竜01」について、さらに4年間延期した上に分割払いに変更し、まず2026年7月に10%を返済すると発表した。

宝竜地産はまた11月29日、現在の経営困難を踏まえて、国外など債務全体の全面的な解決策を直ちに検討すべきだと発表した。

同社によると、2021年の後半から不動産業界で大きな構造改革が進み、会社の流動性が過去になく悪化している。2022年1月1日から現時点までの返済済みの国外債務の元金と利息はおよそ61.2億元(約1240億円)とのことである。

経営環境の悪化により売上の回復が進まず、流動資金が次第に乏しくなっていると同社は称しており、力を尽くしてはいるが流動現金や銀行預金が今後の債務返済に必要な額に遠く及ばなくなると見ている。

宝竜集団は、福建省晋江の出身である許健康氏が1990年にマカオで設立し、不動産、ビジネス、ホテルなどを手掛けている。宝竜地産は2009年に香港で上場し、2010年に本社を福建省アモイから上海に移転した。

宝竜地産は、今年上半期末で負債総額が1,636億元(約3.3兆円)、短期および長期貸付の当期返済分がおよそ130.8億元(約2650億円)となっているが、現金同等物は89.47億元(約1813億円)で、数十億元(約800億円)の開きがある。

宝竜地産は、株価も2021年のピーク時から90%以上も値下がりし、現時点での時価総額は27.33億香港ドル(約509.5億円)となっている。

(中国経済新聞)