12月3日18時現在、大晦日枠(11月24日~12月31日)の興行収入は8億4,000万元(約172億8,000万円)に達し、上映予定作品数は68本となった。
灯塔専業のアナリスト陳晋(チェン・ジン)氏は、今年の大晦日枠の興行収入は50億元(約1028億7000万円)に達すると予想。現在までに2023年の同枠で公開される作品数は、2019年の79作品を下回っている。
金手指(The Goldfinger)©EmperorMotion Pictures
盤古智庫のシニア研究員の江瀚(ジャン・ハン)氏によると、大晦日枠の作品数は、これから公開される作品も多く、最終的には現在より多い作品数となる。
陳氏は、「まもなく公開される中国映画の中で『三大隊(Endless Journey)』、『潜行(I Did It My Way)』、『金手指(The Goldfinger)』、『一閃一閃亮星星(Shining For One Thing)』、『年会不能停!(Johnny Keep Walking!)』への人気が高まっている。大晦日枠で20億元(約411.5億円)を超えた『アクアマン』の続編『アクアマン/失われた王国』が市場の期待を集めている他、日本で興行収入が138億円を突破した『名探偵コナン 黒鉄の魚影』が中国でも大きな注目を集めている」と述べた。
注目すべきは、今年の大晦日枠が50億元(約1028.7億円)を突破することができれば、10年ぶりに大晦日枠の新記録を樹立する可能性があるということだ。灯塔専業のデータによると、2014年から2023年までの10年間で、50億元(約1028億7000万円)の大台を突破したのは2017年の大晦日枠のみで、52億6200万元(約1082億6000万円)に達している。
(中国経済新聞)