11月21日、中国国有自動車大手の長安汽車と新興EVメーカー「蔚来汽車」（NIO）は、バッテリーパックの統一、バッテリースワップ（電池交換）方式の開発、バッテリー資産管理メカニズムの構築、バッテリースワップ式EV開発の4分野で協力すると発表した。NIOがバッテリースワップで他社と協力するのは今回が初めてだ。
長安汽車の朱華栄（ジュ・ファロン）会長兼党委員会書記は、「今後、長安汽車はNIOとバッテリースワップの分野で協力するだけでなく、エネルギー、充電など他分野でも協力体制を構築。NIOと共に質の高い産業発展を推進し、共創、共享、互恵の良きシステムを構築できるよう尽力します」と述べた。
NIO以外にも、吉利汽車、上海汽車、寧徳時代もバッテリースワップの分野で台頭してきているが、スワップステーションの数でNIOとの差は大きい。
現時点でNIOは、中国に2,103のスワップステーションと2万以上の充電スタンドを建設し、全国306都市をカバーしている。充電スタンドはすべての新エネ利用者に開放されており、110以上のブランドに約3,000万件のサービスを提供している。