9月、BYDの販売台数が28万台を突破!

2023/10/5 08:30

中国では、1年のうち9月が最も車が売れる月とされている。中国のEV最大手「BYD」は、9月の販売台数が28万7500台で過去最高を記録。1月から9月における同社の販売台数は207万台で、次の3ヶ月で93万台を販売することができれば、30万台の壁を超えることができると注目されている。

BYD以外にも、ガソリン車を扱う中国の自動車大手・奇瑞汽車(チェリー)が好調に売り上げを伸ばしている。中国自動車工業協会(CAAM)は、以前のように新エネ車がガソリン車に取って代わるという発言はやめ、両者が対立するのではなく共存できる社会を提案している。

販売台数の面でも、ガソリンを燃料としてエンジンを動かすハイブリット車が最も売れており、その中でも理想汽車、問界汽車(AITO)、零跑汽車(Leapmotor)、長安汽車傘下の深藍汽車(Deepal AUTO)の売れ行きが好調だ。奇瑞汽車は9月に初めて一ヶ月の販売台数が20万台を超え、そのうち中国国内が約6万台、海外が約14万台となった。同社は海外でのシェアを拡大しており、世界80ヶ国で販売を展開している。また、奇瑞汽車がファーウェイと共同開発した純電動セダン「智界S7」が11月に発売されることになっており、中国国内での売り上げは不透明だが、海外では大きく売り上げを伸ばすのではと予想されている。

(中国経済新聞)