中国、連休中の国内観光者数が前年同期比86%増の8億9600万人に

2023/10/5 12:30

中秋節と国慶節の8連休も後半に入った。交通運輸部のデータによると、今回の連休中に移動した人は10月3日現在、20億5000万人、1日平均で約2億5700万人となった。

文化観光部の予想では、連休の国内観光客は前年同期比86%増の8億9600万人、国内観光収入は前年同期比138%増の7825億元(約15兆6500億円)だった。

交通運輸部のデータによると、鉄道、高速道路、水路、航路の旅客輸送量は軒並み増加し、旅客数は4億9000万人に達した。連休初日の9月29日、全国の旅客総数は6320万5000人に達し、そのうち6000万人以上が鉄道を利用。高速道路の利用者数は4002万5000人、鉄道の利用者数は2000万人を超えた。

中国国家鉄路集団有限公司によると、9月27日から10月8日までの12日間、鉄道の利用者数は2019年比14.7%増の1億9000万人、1日平均1583万人になると見込まれている。一方で、10月2日以降、北京から蘭州、北京から西安の航空券の価格は79%下落、上海から成都への航空券の価格は80%下落し190元(約3882円)となっている。

中国民用航空局のデータによると、中秋節と国慶節連休(9月29日~10月6日)の全国の民間航空便は、国内線が10万便以上、国際線が1万1000便以上と2019年同期を上回った。また国内では北京‐上海、上海‐深圳、上海‐杭州が人気で、連休中の旅客数が2100万人になると予想している。

(中国経済新聞)