9月26日、新たに建設された寧波-広州高速鉄道の広州-汕尾区間が開通する。
これにより汕尾駅から広州東駅まで最速73分、深圳北駅まで最速70分で到着できるようになる。
広州-汕尾区間は広州市増城区新塘駅を始発駅とし、広州市増城区、恵州市博羅県、仲愷ハイテク区、恵陽区、恵城区、恵東県、深圳・汕頭合作区、汕尾市海豊県を通過し、汕尾市汕尾駅が終着駅。本線の総延長は200キロで、時速350キロ。新塘駅、増城駅、羅浮山駅、博羅駅、恵州南駅、恵東駅、深汕駅、汕尾駅など8つの駅があり、そのうち、新塘駅と汕尾駅は既存駅であり、他の6つの駅は新設駅となっている。
同区間は沿海の高塩分・高湿度地域を横断し、地質環境が複雑で、建設の難易度が高いとされてきた。2019年に全線建設に着手して以来、中国国家鉄路集団はさまざまな困難を克服し121の橋を架け、迎牌山トンネルなど53のトンネルを完成させ、プロジェクトを予定通りに完成させた。
広州-汕頭区間の開通は、計画中の寧波-温州-福州高速鉄道、開通間近の福州-厦門高速鉄道、予備工事中の漳州-汕頭高速鉄道、来年開通予定の汕頭-汕頭高速鉄道とともに、寧波-広州間に高規格の新高速鉄道網を形成するための重要な一部となっている。また、中国政府が推し進める「グレーターベイエリア」(粤港澳大湾区/ユエガンアオダーワンチュイ)という広東省・香港・マカオ一体化構想においても大きく注目されている。
(中国経済新聞)