9月20日、華為技術(ファーウェイ)光製品ライン社長の靳玉志(ジン・ユジ)氏が最近、インテリジェントオートモーティブソリューション(IAS)BUのCEOに就任し、余承東(ユ・チェンドン)氏がインテリジェントオートモーティブソリューションBUの会長に就任した。
ファーウェイの情報筋が第一財経記者に語ったところによると、上記のニュースは事実だという。この情報筋によると、余氏がインテリジェントオートモーティブソリューション(IAS)BUの会長に昇格する今回の調整は、全体としてファーウェイがインテリジェントカーの分野で成功を収めるためのもので、今後、自動車関連分野への投資を増やしていく。
公開情報によると、靳氏は現在、ファーウェイ副総裁、ファーウェイ光学製品ライン総裁、ファーウェイ代務取締役を務めている。今回の人事異動により、2019年5月の発足以来、インテリジェントオートモーティブソリューションBUのトップは靳氏で3人目となる。
ファーウェイの関係者は、「過去に靳氏が率いた部門は業績の好調が続いており、営業利益を増やし、自動車事業の財務的圧力を緩和する方法が現時点ではあるかもしれない」と語った。公開情報によると、靳氏が率いたファーウェイの光製品ラインは、光伝送製品と光通信ネットワーク、特に長距離光伝送において世界のトップクラスであり、同製品ラインは、光伝送、光通信ネットワークなど多くの分野を管轄。ファーウェイの光製品ラインへの年間研究開発投資額は10億米ドルに上ると報告されており、光通信分野での重要性を示している。
しかし、靳氏が引き継ごうとしているインテリジェントオートモーティブソリューションBUは、収益力を改善できるかプレッシャーは大きい。同事業部は設立以来、研究開発に30億ドル(約4447億円)以上を投資してきたが、2022年の売上高はわずか21億元、2023年上半期は10億元(約1482億円)にとどまっている。
靳氏は第一財経記者に対して、「2025年までに利益を出すことを目標にしており、売上台数が100万代以上を達成するため自動車工場を支援する」と述べた。
(中国経済新聞)