第23回中国国際工業博覧会が9月19日、上海で開幕した。3年ぶりに会場での開催となった同博覧会は、9つの展示エリアに世界30カ国・地域から2800社以上の出展者が集った。今年の工業博覧会は世界のトップ500と業界をリードする企業を網羅し、展示面積は30万平方メートル。1000近い新製品・新技術が発表され、展示会の規模、新規出展数ともに史上最大となった。
今年の工業博覧会で最も注目される革新技術館には、多くの「大国重器」(中国国家重大科学技術インフラ)製造企業が集まった。今年、科学技術部のイノベーション技術パビリオンの展示エリアは、「ハイエンド製造業とグリーンエネルギー」をテーマに、先進的な製造業、運輸業、エネルギーに焦点を当て、自主的なイノベーションの能力を向上させ、業界の重要な最先端技術を発表するなど、国家科学技術計画において重要な科学技術の成果を強調している。
もう一つの重要な展示エリアであるロボット産業エリアは、展示面積が5万平方メートルを超え、産業用ロボット分野で世界最大の規模と企業数を誇るロボット産業チェーンプラットフォームである。核心展示エリアは、ロボット、工業自動化、新世代情報技術ゾーンで構成され、総面積は13万平方メートル以上。ドイツで今年開催された世界最大級の製造業のための国際展示会「ハノーファー・メッセ」を上回った。
(中国経済新聞)