SNSの小紅書、直営店の「福利社」を閉鎖

2023/09/19 08:30

中国のSNS「小紅書」は9月15日、直営店「福利社」を閉鎖すると発表した。先ごろ通販サイト「小緑洲」の閉鎖も発表しており、これにより小紅書は通販サイトがすべて消滅する。

「福利社」は2014年末に開設され、化粧品、ファッション関連品を扱っていた。これまで9年間、コミュニティーのユーザーが発表した「どう買うか」「リンク求む」というメモやコメントの中から対象商品を選び出し、海外経由で購入して、世界各地の良い品を提供してきたという。

小紅書アカウントにおける「福利社」のフォロワー数は1669万人以上で、各種化粧品などの売上高は計10万元以上に達しているほか、売上31万元以上に達したヘアマスクや22万元を売った乳液もあった。

小紅書は通販を閉鎖する一方、今年はバイヤーやライブ通販への取り組みを強化している。社内データによると、2023年1-4月は月間のライブ配信数が2022年同期比290%増、ライブの購入者数は同220%増であった。先ごろ通販事業とライブ事業を統合させて、コミュニティー部、ビジネス部とともに主力部門となる取引部を発足させた上、取り組み方針を明示している。

調査会社iiMediaのCEOである張毅氏は、「小紅書の主な利用者は、モニタリングしたユーザー行動から見て若い女性であり、通販を成長させるには好都合である」と述べる。「Tiktokなどライブ通販は、アリババ、京東、ピンドゥオドゥオにおける通販1.0のころは後塵を拝したが、通販2.0になって追いついてきた。まだついて来れない会社は別の手を考えるだろう」と見ている。

張氏は、小紅書は2000年以降生まれの新世代を開拓すべき、という。「この世代はタオバオ、Tmall、京東へも、またTiktokに対しても、愛着が薄いかまたは愛着を感じるような年代になっていない。そこへ小紅書が通販という習慣を浸透させていけば、いいスタートが切れるのではないか」とみなしている。

(中国経済新聞)