8月30日夜、中国の3大白物家電メーカー、美的集団、ハイアール、格力電器(グリー)は半期報告書を発表し、家電業界の売上が伸び悩む中、2023年上半期の親会社に帰属する当期純利益は、前年同期比10%以上の増加となった。
2023年上半期、美的集団の売上高は前年同期比7.84%増の196億8800万元(約394兆5000億円)で、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比13.98%増の182億3200万元(約3651億円)だった。
このうち、美的集団のエアコン事業の売上高は前年同期比10.54%増の920億元(約1兆840億円)で、売上総利益率は2.23ポイント上昇の23.37%となった。
ハイアールスマートホームの今年上半期の売上高は前年同期比8.21%増の1316億2700万元(約2兆6360億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比12.62%増の89億6400万元(約1795億円)となった。中国におけるスマートホーム事業の売上高は前年同期比8.6%増の703億5,300万元(約1兆4,090億円)、エアソリューション事業の売上高が前年同期比18.9%増の231億4,700万元(約4,635億6,000万円)と最も急成長した。
格力電器の今年上半期の売上高は、前年同期比4.22%増の992億3700万元(約1兆9900億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比10.52%増の126億7300万元(約2538億円)となった。エアコン売上高は前年同期比1.82%増の約700億元(約1兆4020億円)、売上総利益率は5.82ポイント増の35.69%だった。
2023年上半期の中国家電業界の国内売上高は前年同期比2.8%増の3711億元(約7兆4320億円)。そのうち、エアコン市場の小売売上高は前年同期比16%増の907億元(約1兆8160億円)となったが、洗濯機市場の小売売上高は前年同期比1.3%減の296億元(約5928億円)となった。
(中国経済新聞)