中国のショート動画アプリ大手「快手」は8月22日、香港証券取引所で、第二四半期は調整後の利益が26.94億元(約538.6億円)で前年の赤字から黒字に転じ、また売上高は前年同期比27.9%増の277.44億元(約5546億円)であったと発表した。
売上高の増加について快手は、オンラインの営業サービスやライブ、通販事業の伸びを理由に挙げている。
また快手の第二四半期のユーザー数について、アプリの1日平均アクティブユーザーは前年同期比8.3%増の3.76億人、月間アクティブユーザーは同14.8%増の6.733億人で、過去最大規模となった。また、アクティブユーザーにおける1日平均アプリ利用時間は117.2分であった。アクティブユーザーの増加でトータルのアプリ利用時間も前年より増えている。
広告については、オンライン営業サービスの売上高は30.4%増の143億元(約2858.8億円)で、売上高全体に占める割合は51.7%となった。アクティブ広告主の数は去年同期のほぼ2倍となっている。
通販事業も好調で、商品の取引総額は39%増であった。
ライブについては、売上高は16.4%増のおよそ100億元(約2000億円)、月間有料ユーザーによる収入分は前年比二桁の伸びを記録した。
さらに、海外事業の売上高は300%以上も増え、4.47億元(約89.4億円)であった。
(中国経済新聞)