通販大手のアリババ・グループが北京時間7月21日夜に発表した2023年度の事業報告を見ると、去年は中国向けの事業で利用者数が10億人という画期的な数字に達した。また2023年度、アリババ国際数字商業は海外での利用者が数億人となり、世界で活力のある中小企業のバイヤー4700万人以上が利用し、さらにアリババクラウド智能集団は中国のテック企業の80%を含む世界400万社以上で利用されている。
また、タオバオはこの1年間で新たに512万店が加わり、そのほとんどが中小規模であった上、2000年以降に発足した店が130万店であった。Tmallが経営効率最高のアプリの一つとなり、2023年度はアクティブユーザー1.24億人以上がタオバオTmallで1人平均10000元(約19.7万円)以上の消費をしている。
アリババの新しい小売りサイト「盒馬」は、実店舗の数が300店を超え、2023年度はトータルGMVが550億元(約1.08兆円)以上となった。「盒馬鮮生」でオープンから1年以上経った自営店舗のうち、90%以上がキャッシュフローをプラスとしている。
アリババの事業報告に対する中国人民大学の研究グループの最新の分析では、2022年はアリババのデジタル事業体系により直接または間接的に7000万人以上の雇用が発生したという。2023年度は、中国全国で832か所の貧困県におけるアリババの売上高が1300億元(約2.56兆円)以上、160か所の国家農村振興重点県では同じく43億元(約848億円)以上となっている。
(中国経済新聞)