中国老舗の焼酎メーカーが、コーヒーやアイスクリーム、チョコレートなどに手をつけ、さらには再生エネルギーにも目を向け始めた。
企業情報サイトの天眼査によると、四川省の「和光同程光伏科技」が、同じく四川省の五糧液新能源投資有限責任公司、煊煬光伏科技有限責任公司などを新たに株主として迎え入れ、資本金がこれまでの1億元（約19.8億円）から約1.67億元（約33.1億円）に増額している。
この中で、五糧液新能源の出資額が全体の10%にあたる1666万元（約3.3億円）となっている。
和光同程光伏科技は2023年3月に設立され、法定代表者は敖志国氏で、電池の製造や販売、太陽光発電技術サービス、太陽光パネルおよび部品の製造や販売などを手掛けている。
また五糧液新能源は2023年4月に設立され、資本金は10億元（約198億円）で払込資本は未公表、法定代表者は鐘道遠氏で、四川省宜賓にある五糧液集団が100%出資となっている。
五糧液集団は、酒造りを基幹事業とし、大型機械、大型包装、大型物流、大型金融、大型健康といった形で経営の多角化を進めている。
また公開資料によると、五糧液集団は投資会社として今年、四川航空に出資している。過去には三両酒、五糧創芸、凱翼汽車、宜賓紙業などにも出資をしている。
（中国経済新聞）