英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は18日、英製薬大手のアストラゼネカが、中国事業のスピンオフ(事業を分離・独立)を計画しており、香港もしくは上海での上場が候補として検討されていると、関係者の話として報じた。
計画によると、時価総額1830億ポンド(約33兆2700億円)のアストラゼネカは、中国での事業を切り離し、別の法人を設立するが、中国事業の経営権は維持される見込みだ。だが関係者は、この計画はまだ検討段階にあり、最終的な切り離しが実現しない可能性もあると警告している。
中国市場は、昨年におけるアストラゼネカ社総売上高の13%を占めており、今後の動向が注目される。
(中国経済新聞)