中国で3月12日、大連理工大学出版社が発行した日本旅行のガイドブックの表紙に靖国神社と見られる写真があったことがネットで発見され、物議を醸している。
このガイドブックは2014年発行の「日本旅行、この本でOK」で、発行元の大連理工大学出版社は3月14日、「直ちに回収して廃棄する」とのコメントを発表した。
コメントによると、「この本には不適切な画像があった。強く重視し真剣に検閲したところ、表紙の画像を選ぶ際のチェックが甘く、管理が不徹底であった。現在すでに発行や販売を中止しており、回収や廃棄を進めている」とのことである。
またこのコメントでは、今回の件で出版管理における重大な問題が発覚し、責任者を厳しく追及するほか、教訓を十分にくみ取り、書籍の位置づけや質を十分管理して再発を断固として防ぐとも述べている。
(中国経済新聞)