中国で記録的な大ヒットとなっている「流転の地球2（The Wandering Earth 2）」が、全米映画ランキングで10位にランクインした。

同作は、1月22日に中国と米国で同時公開され、1月27日には英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどでも公開が始まっている。

現在、全米映画ランキング第１位の「アバター　ウェイ・オブ・ウォーター」は、全米での公開劇場数3000以上。それに対し「流転の地球2」は公開劇場数が142館と少ないものの、公開1週間の興行収入は135万ドル（約1億7523万円）、1館あたり平均9542ドル（約123万円）と、「アバター」など他の上位作品を上回っている。

4年前、前作「流転の地球」が全米で公開され、興行収入597万ドル（約7億7520万円）を記録。その後Netflix（ネットフリックス）で公開されると、世界中にその名が知られるようになり、海外メディアでも高い評価を受けている。本作は待ちに待った待望の続編であり、多くの国で同時期に公開が決定された。

映画の興行成績を集積、分析するBox Office Mojo（ボックス・オフィス・モジョ)によると、「流転の地球2」はオーストラリアの週間映画興行収入で10位、ニュージーランドで5位にランクインしている。また、英国での公開初日には英国とアイルランドでの配給元Trinity CineAsiaが映画界の著名人を招待し、そのイベントを盛り上げた。

（中国経済新聞）