中国の新エネ車大手「BYD」が1月30日夜に発表した2022年の業績予想によると、売上高は4200億元(約8.1兆円)以上、株主帰属の純利益は前年より458.26%も増えて160億元-170億元(約3083億円~3276億円)で、ともに過去最高となっている。
この理由についてBYDは、新エネ車の業界が引き続き好調であり、販売量が前年より急増して世界トップに上り詰め、収益が大幅に改善したうえ原材料価格の上昇分をカバーできたと公式発表している。
BYDの新エネ車販売台数を見ると、2022年12月は前年同月比150%増の23.5万台、2022年1-12月は前年比209%増の186.3万台で、年間目標であった120万台を上回った。このうちEVが184%増の 91.1万台、PHEVは247%増の94.6万台となっている。
この中でEVのみを見ると、年初設定目標の150万台には未到達ながら131万台を売り上げたテスラが、2位のBYDに40万台の差をつけて世界トップを守った模様である。ただし、PHEVを加えた新エネ車として見ればBYDが上回ることになる。
(中国経済新聞)