米国務長官:米中間の緊張関係は「いくらか緩和した」

2023/01/22 17:10

アメリカ国務省は1月20日、ブリンケン国務長官がシカゴ大学の行事の場で、「中国との緊張関係は『いくらか緩和』した。衝突を避けることはアメリカ自身の利益に合致する」と述べたと伝えた。ブリンケン長官は現在、中国訪問に向けて準備しており、アメリカ政府関係者は先ごろ「2月初めに訪中予定」と述べていた。

ブリンケン長官は20日の講演で、20か国(G20)サミットの期間中に中国と長時間にわたり建設的な対話をしたと話した。米中関係は世界で今、最も重要で複雑な関係であるとし、「われわれ(アメリカ)は競争のさなかにあり、私も何らかの時期に話し合いをしてもいいと見ている」と述べている。

ブリンケン長官は、「競争と衝突とは別のこと」とし、「われわれ(アメリカ)は激しく競争する一方で、競争が衝突に変わるのを避けなければならず、これはわれわれ(アメリカ)の利益に合致し、その一つの方法は良好な意思疎通の場を確保することだ」と述べた。

中国との関係がいくらか緩和したかとの質問に対してブリンケン長官は、「そう思う。対話と参加があればしばしばこのような効果が出る。われわれ(アメリカ)が責任をもって米中関係を処理するよう世界各国が望んでいる。彼ら(世界各国)はわれわれ(アメリカ)の対応法が自らに影響することを知っている」と述べた。

(中国経済新聞)