駐米大使秦剛氏が中国外交部長に就任

2022/12/30 20:29

中国政府は12月30日、駐米大使秦剛(56歳)が中国外交部長に就任する人事を決めた。王毅氏は国務委員兼外相の外相職の兼任を解かされ、外交全般を担当する最高責任者になる。10月の党大会で、王毅氏は政治局員に選られた。

秦剛氏は1966年3月、天津市で生まれる。1984年、国際関係学院に入学した。1988年に同大学を卒業後、同年、北京外交人員服務局に入局。1992年に外交部へ移った。以後、西欧司アタッシェ、三等書記官、駐英国大使館三等書記官、二等書記官、西欧司二等書記官、副処長、処長、駐英国大使館参事官を歴任した。

2005年1月、章啓月の後任として、外交部新聞司副司長兼報道官に任命された。

2010年9月、在英国中国大使館公使に就任。2011年、外交部新聞司司長兼報道官に就任。2015年1月2日、外交部礼賓司司長に転任。2017年4月には外交部部長助理を兼務する。2018年9月、外交部副部長に昇格。

2021年7月28日、中国駐アメリカ大使に任命された。10月の党大会で、中央委員会委員に選られた。

(中国経済新聞)