上海市街で殺人事件 男がSMGビル前でナイフ6名を切りつける

2022/07/5 15:45

7月4日上海メディアグループ(上海市文化広播集団(SMG))の社屋前で殺人事件が起こった。ナイフを持った男が社屋に襲撃し、6名に傷を負わせた。うち2人は重傷だという。

上海公安局静安分局によれば、事件はSMGの威海路社屋の入り口で起こった。容疑者の高某59歳は当日昼頃、社屋を出入りする人たちをナイフで無作為に攻撃した。別のビルに逃げ込んだ被害者を高某は追いかけて刺した。全員で6名が負傷し、そのうち警備員の負傷が最も深刻だという。

SMG内部によれば、高某は1998年から2004年にかけて当時東方広播電台傘下の広告会社に勤めていたが、2004年に契約期間が満了し契約が解除された。また2015年には喧嘩を引き起こして(有期)懲役一年の判決が下りていた。

その後年金の足しにしようと仕事への復帰を求めて何度か元の職場を訪れていたが、叶うことはなかったようである。

(中国経済新聞)