アリババ会長の蔡崇信氏が離婚を発表

2026/08/1 14:56

8月1日、アリババ集団取締役会主席(会長)の蔡崇信(ジョー・ツァイ)氏が、妻の呉明華(クララ・ウー・ツァイ)氏と離婚することを発表した。

アメリカ現地時間7月31日、両氏の広報担当者が米メディア「Page Six」に対し、声明を発表した。声明によると、蔡崇信氏と呉明華氏は「互いに大きな敬意を払い、共同で決断した」として、約30年に及ぶ婚姻関係を解消することを明らかにした。

声明では、両者の関係について「長年にわたり、事業を共同で運営し、子どもを育てるパートナーシップのようなものへと変化してきた」と説明。感情的には徐々に距離が生まれたものの、離婚手続きは極めて円満で、今後も強固な専門的パートナーシップを維持していくとしている。

ビジネス面への影響についても明確に否定した。ブルックリン・スポーツ・アンド・エンターテインメント(BSE)の日常運営、ならびにNBAのブルックリン・ネッツ、WNBAのニューヨーク・リバティの運営に変更はないという。蔡崇信氏は引き続きBSEの会長を務め、ネッツのガバナー(オーナー代表)を継続。呉明華氏はBSEの副会長を務め、リバティのガバナーを継続する。両氏は今後もチームを共同で所有・管理し、従来通り専門のマネジメントチームが日常運営を担う方針だ。

さらに、長期的にはすでに成人した3人の子どもたち(ダッシュ、アレックス、ジェイコブ)を事業に関与させていく計画も明らかにされた。

アリババ集団については、「アリババの株式を売却する計画は一切なく、蔡崇信氏のアリババ会長職も本件の影響を受けない」と明記。同氏は2023年9月から同社の取締役会主席を務めており、今回の個人的な事情が同社の経営に影響を及ぼすことはない見通しだ。

蔡崇信氏(62)と呉明華氏(60)は1996年10月にニューヨークで結婚。3人の子どもをもうけ、結婚生活は約30年に及んだ。蔡崇信氏は現在香港を拠点に、呉明華氏は米国を拠点に生活している。

両氏は2019年、約23億5000万ドルでネッツとリバティの全株式を取得。当時としては米国プロスポーツフランチャイズ買収額の最高記録となった。以来、スポーツ事業と慈善活動を共同で展開してきたが、婚姻関係の解消後も「真のパートナー」として協力関係を続ける意向を強調している。

(中国経済新聞)