対米小型家電輸出に回復の兆し 一部注文が東南アジアから中国へ回帰

2026/05/23 18:00

米国向け小型家電の輸出市場で、中国生産への回帰の動きが広がっている。貿易環境の変化を背景に、電風扇や製氷機など一部製品の注文が、ベトナムやインドネシアなど東南アジアから中国へ戻り始めており、企業側では中国工場と東南アジア工場の生産配分を見直す動きが進んでいる。

広東省中山市で電風扇を生産する中山楽途電器の黎明陽総経理によると、米国の取引先がベトナム工場に置いていた複数の小型扇風機用金型を中国へ戻し、100万台規模の注文を再び中国工場に委託したという。

黎氏は、「米国のバイヤーは中国サプライチェーンの安定性への信頼を回復している。単純で付加価値の低い製品は東南アジアに残す一方、大量生産、高品質、短納期、長期契約が求められる注文は中国へ戻している」と説明した。

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