2月10日、江蘇省徐州市の徐州東駅で「徐州で過ごすお正月」と題したイベントが開かれ、列車を待つ多くの乗客が足を止めた。帰省や旅行でにぎわう駅構内に地域色豊かな伝統文化が持ち込まれ、春節ならではの温かな雰囲気が広がった。
会場では、スタッフがその場で香り袋や切り絵、徐州伝統の刺繍など20種類以上の民俗工芸品を制作・実演。色鮮やかな作品が並び、乗客たちは間近で制作の様子を見学しながら写真を撮ったり、制作者と言葉を交わしたりして、ひととき移動の疲れを癒やしていた。
長距離移動の合間に伝統文化に触れられる機会を設けることで、駅は単なる通過点から地域の魅力を発信する場へと姿を変えた。華やかな装飾や漂うほのかな香りが、新年らしい雰囲気をいっそう引き立て、旅路に彩りを添えた。
当日、徐州東駅ではスタッフが旅客に向けて実演を披露し、会場は和やかな拍手に包まれた。伝統のぬくもりが行き交う人々の心を和ませ、忙しい春節特別輸送期間の駅に、ひときわ温かな光景を生み出していた。
(中国経済新聞)
