1月23日、複数の関係者の話として、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)の創業者兼最高経営責任者(CEO)である黄仁勲(ジェンスン・フアン)氏が、2026年に入って初めて中国を訪問したことが分かった。
黄氏は訪中の初日、上海に新設された同社のオフィスを訪れ、社員と面会。社員から寄せられた質問に答えるとともに、2025年における同社の主な出来事を振り返ったという。関係者の一人は、「話題は主に2026年の重点チップに関する内容で、H200については特に質問は出なかった」と明らかにした。
今回の訪中日程は、2025年初めの訪問時とほぼ同様で、上海、北京、深圳の各拠点で行われる社内の新年会や、取引先・供給業者向けの感謝行事に出席する予定とされている。
中国本土はエヌビディアにとって最も重要な市場の一つであり、黄氏は例年、春節(旧正月)の時期に中国を訪問している。2025年には、中国市場向け特別仕様の「H20」製品の販売問題に対応するため、異例となる年3回の訪中を行った。中でも7月には、中国国際サプライチェーン促進博覧会(チェーン博)に出席し、唐装姿で中国語によるスピーチを行ったことが大きな注目を集めた。
今回の訪中について、業界内では「H200の中国本土向け輸出に向けた環境整備を進める狙いもあるのではないか」との見方が出ている。これに先立ち、米商務省はH200の対中輸出について特別許可を出したほか、関連する輸出規制条項の見直しを進め、法制度面では同チップの販売が可能となる状況が整いつつある。
(中国経済新聞)
