海南自由貿易港、封関運作初週の離島免税売上が230億円に

2025/12/28 19:32

中国・海南自由貿易港で封関運作が始まってから初めての1週間となる12月18日から24日にかけて、離島免税ショッピングが堅調な伸びを示した。海口海関(税関)が発表した統計によると、この期間に監督・管理された離島免税の購入金額は計11億元(約230億円)に達し、前年同期比で54.9%増加した。

封関運作の開始により、海南自由貿易港では物流や通関制度の利便性が一段と高まり、免税消費の拡大に追い風となっている。年末商戦と重なったこともあり、島外から訪れる観光客を中心に免税店はにぎわいを見せ、消費の熱気が継続している。

12月18日に撮影された三亜国際免税城では、多くの買い物客が店内を行き交い、化粧品や高級ブランド商品を中心に購買意欲の高さがうかがえた。関係当局は、今後も制度の安定運用を通じて、海南を国際的な消費拠点として育成していく方針だ。

(中国経済新聞)