南宁市アルバイト市場が定着―― 1,400社超を利用、累計15万件の雇用を創出

2025/12/12 13:00

中国・広西チワン族自治区南宁市で、短期就業や日雇い労働者を対象とする新たな雇用支援の取り組みが成果を上げている。南宁市西郷塘区では2022年7月、市区として初めて「オンライン・オフライン一体型零工市場」が稼働を開始。これまでに1,400社以上の企業・用人単位が利用し、提供された就業機会は累計15万件に達した。

このアルバイト市場は、スマートフォンなどを通じて求人閲覧・応募ができるオンライン機能と、対面によるマッチングや相談窓口といったオフラインサービスを融合したもの。人手不足が続く企業側と、柔軟な働き方を求める求職者の双方を効率よくつなぐ都市型プラットフォームとして機能している。

12月10日には、市場内でスタッフがライブ配信を使った技能研修を実施し、求職者は自宅や研修施設から気軽に参加できる環境も整えられている。デジタルを活用したスキル向上支援により、さらなる就労機会の拡大が期待されている。

(中国経済新聞)