台湾の電子機器受託製造大手・フォックスコン(Foxconn)の子会社である福山科技(Fushan Technology)が、ベトナム北部で生産能力の大幅拡張に踏み切る。北寧(バックニン)省の環境当局に提出された企業資料によれば、同社は Xbox ゲーム関連機器や各種電子部品の生産拡大に向け、工場の改修および増設に関する許可申請を行った。
提出資料によると、福山科技はスマートフォンの年間生産能力を現在より 3000 万台引き上げ、総計 1億4千万台体制へ移行する計画だ。また、新規事業として「スマートリング用充電デバイス」の量産にも乗り出す。スマートリングは、指に装着する小型ウェアラブルで、スマートウォッチやフィットネストラッカーに近い機能を備える。
工場のアップグレード作業はすでに始まっており、2025年4月にも全面稼働に移行する見通しだ。
(中国経済新聞)
