中国初の二層構造「斜張・吊り橋協調型」大橋 安徽省で開通

2025/11/10 18:20

中国・安徽省の銅陵市で11月6日、銅陵長江第三大橋が正式に開通した。施工を担当したのは中国鉄道大橋局で、同橋は中国で初めて「二層構造の斜張橋と吊り橋の協調システム」を採用した画期的な橋として注目されている。

全長はおよそ11.9キロメートルに及び、高速道路、都市間鉄道、貨物鉄道という三つの異なる交通機能を兼ね備える。上層は高速道路、下層は鉄道が通る構造で、車両や列車の往来を同時に支える高度な橋梁技術が結集されている。

今回の開通により、銅陵市と長江両岸の交通効率が大幅に向上し、長江中下流域の経済連携にも新たな推進力をもたらすと期待されている。開通当日には、多くの車両が新橋を渡り、長江の上を滑るように走る光景が見られた。

(中国経済新聞)