古都・西安、外国人観光客で賑わう ― 唐代文化体験が人気に

2025/10/7 12:15

国慶節と中秋節が重なった今年の大型連休期間中、古都・西安が入境観光客の人気目的地として注目を集めた。

なかでも、唐代宮廷文化をテーマにした「西安唐楽宮」では、連日多くの外国人観光客が訪れ、舞踊公演「大唐女皇」を鑑賞しながら、当時の宮廷料理を味わうなど、華やかな唐代の世界を体感している。

西安唐楽宮は、「食」と「演」を融合させた独自のサービスモデルで知られ、観光と文化体験を一体化した施設として人気を拡大してきた。特に近年は中国の免签(ビザ免除)政策が後押しとなり、海外からの来訪者数が大幅に増加しているという。

運営関係者によると、唐楽宮は今や「外国人が中国を知る窓口」としての役割を果たしており、訪れた観光客は、華やかな衣装や伝統音楽、舞踊を通して、1300年前の唐の都・長安の栄華を肌で感じている。

国際観光都市としての西安の魅力は、歴史遺産の保存だけでなく、こうした文化体験型コンテンツの発展によって、さらに広がりを見せている。

(中国経済新聞)