6月27日、中国石油化工集団有限公司は中層以上の管理職を対象とした会議を開催した。中央組織部の関係責任者は、党中央による中国石化の董事長(会長)および党組書記の調整に関する決定を発表した。侯啓軍氏(59)が中国石化の会長および党組書記に任命され、同時に中国石油天然気集団有限公司(中国石油)の取締役、総経理、党組副書記の職務を解かれた。また、马永生(Ma Yong Sheng)氏の中国石化会長および党組書記の職務も免除された。これらの人事異動は、関連法規および会社定款に基づいて手続きが進められる。
公開されている情報によると、侯啓軍(Hou Qi Jun)氏は1966年11月生まれ、山東省章丘市出身。1984年に中国地質大学(武漢)の石油地質・探査専攻に入学し、その後、中国科学院で構造地質学の修士課程を修了、理学博士号を取得した。これまで中国石油の要職を歴任し、豊富な業界経験と専門知識を持つ。

侯氏の中国石化董事長(会長)就任は、中国のエネルギー業界における重要な人事異動として注目されている。中国石化は、石油精製、化学工業、エネルギー供給の分野で国内最大手の国有企業の一つであり、グローバル市場でも影響力を持つ。侯氏の指導の下、同社は引き続きエネルギー転換やグリーン開発の推進、国際競争力の強化に取り組むと期待される。
(中国経済新聞)