トランプ大統領、習近平国家主席との電話会談を「非常に良好だった」とSNSで報告

2025/06/6 00:50

6月5日夜、アメリカのトランプ大統領は、中国の習近平国家主席とおよそ1時間半にわたる電話会談を行ったことを、自身のSNSで明らかにした。

投稿によると、両首脳は最近合意に至った貿易協定の詳細や複雑な部分について意見を交わし、会談は「非常に良い結論」に達したという。トランプ氏は「中国の習主席との非常に良好な電話会談を終えた。今回の貿易協定に含まれるいくつかの複雑な点について話し合い、双方にとって非常に前向きな結論となった」と述べた。

特に注目されたのは、レアアース(希土類)製品の取り扱いに関する部分で、トランプ氏は「その複雑さについて、もはや疑問の余地はない」と述べ、今後の協力体制に自信を示した。

また、両国の実務チームが近く会談を行う予定であることも明かされた。会場は未定だが、アメリカ側からはスコット・ベッセント財務長官、ハワード・ラトニック商務長官、そして通商代表のジェイミソン・グリアー大使が出席する見通しだという。

さらに、会談中には習主席がトランプ氏と夫人を中国に招待したことが伝えられ、トランプ氏もその招待に対し「互いに訪問を楽しみにしている」と応じた。両首脳は「二つの偉大な国の大統領として、このような交流を大切にしている」と述べた。

今回の電話会談は、ほぼ全編にわたって貿易問題に焦点が当てられ、ロシア・ウクライナ情勢やイラン問題については話し合われなかったという。トランプ氏は「次回の会談の日程と場所については、メディアに改めて通知する」と投稿を締めくくった。

(中国経済新聞)