経営危機に陥っている中国最大級の不動産開発会社、万科集団は1月27日、郁亮氏が同社取締役会会長(董事会主席)の辞任を申請したと発表した。 郁亮氏は上記の職を辞した後も引き続き同社の取締役を務め、執行副社長を兼任する。
郁亮氏は金融出身で、早くも1990年に万科集団に入社し、2001年から2017年までの16年間、万科集団の総裁(社長)を務めた。2017年6月、郁亮氏は当時66歳だった王石氏の後任として会長に就任した。
また、総裁の祝九勝氏は健康上の理由により、同社の取締役、取締役会の投資・意思決定委員会委員、社長などの辞任をした。辞任後、同社のいかなる役職にも就かない。 祝氏は2012年に万科集団に入社し、それ以前は建設銀行に19年間勤務していた。
また、万科の発表によると、万科の大株主である深圳地下鉄集団の董事長辛杰氏が万科の取締役会会長に就任する。
(中国経済新聞)