2024年の中国スマートフォン出荷台数、Vivoが首位に シャオミはトップ5逃す

2025/01/17 13:38

Canalysによると、2024年の中国のスマートフォン市場は年間出荷台数が回復し、前年比4%増の2億8500万台に達した。 2位はファーウェイで、前年比37%増の4,600万台を出荷した。

アップル、OPPO、Honorがそれぞれ3位、4位、5位と続き、いずれも市場シェアは15%で、シャオミがトップ5に入ることができず、競争の過熱ぶりが浮き彫りになった。

2024年第4四半期の中国のスマートフォン市場の成長率は5%で、出荷台数は7,740万台だった。

IDCによると、世界のスマートフォン市場は力強い回復を見せており、2024年第4四半期の世界のスマートフォン出荷台数は前年同期比2.4%増の3億3,170万台となり、6四半期連続で増加した。2024年通年の出荷台数は前年同期比6.4%増の12億4,000万台に達した。

またIDCのデータによると、2024年第4四半期の世界出荷台数は、アップルが約7690万台で前年同期比4.1%減;サムスンは約5,170万台で前年同期比2.7%減、シャオミは約4,270万台で同4.8%増、トランシオンは約2,720万台で同3.4%減、vivoは約2,710万台で同12.7%増となっている。アップルとサムスンがともに市場シェア減少した。

IDC EMEAのエンドデバイス担当の副総裁Francisco Jeronimo氏は、2024年第4四半期に中国が世界のスマートフォン市場の56%を占め、歴史的なマイルストーンを達成したと指摘した。中核市場は中国とアジア全体であることに変わりはないが、各メーカーはローエンドとミッドレンジの好調により、欧州とアフリカで急速に存在感を高めている。

(中国経済新聞)