2025年春節枠(2025年1月29日~2月4日)の映画について、専門サイトの猫眼専業版によると、現段階でアニメの「哪吒之魔童鬧海」(Nezha: Mo Tong Nao Hai)、武侠ものの「射雕英雄伝:侠之大者」(Legend of the Condor Heroes Great Knight)、神話戦争の「封神第二部:戦火西岐」(Creation of the Gods II: Demonic Confrontation)、アニメの「熊出没·重啓未来」(Boonie Bears:Future Reborn Trailer)の4作品が上映確定となっている。
「哪吒之魔童鬧海」は、2019 年に上映され興行収入が中国映画史上4位の50 億元にのぼった「哪吒之魔童降世」の続編で、餃子氏が監督を務め、ストーリーも制作も格段にグレードアップしている。天界での苦難の後、「哪吒」と「敖丙」は魂こそ救われたが肉体はたちまち散り散りになった。太乙真人は、秘宝・七色宝蓮を使って二人の肉体を作り直そうと計画するが、その過程で彼らは多くの困難に遭遇する。
「射雕英雄伝:侠之大者」は脚本・監督が徐克氏で、シャオ・ジャン、ジュアン・ダーフェイらが出演する。金庸の小説「射雕英雄伝」の34章~40章をもとにしたもので、戦乱の時代に子供だった郭靖(シャオ・ジャン演)が家出し、武術の秘伝書「九陰真経」や「降竜十八掌」を得て高く評価されたが、それゆえに妬みを生んで非難の矛先となる。黄蓉(ジュアン・ダーフェイ演)とともに逆襲をはかり、南宋の関所を守るという物語である。
「封神第二部:戦火西岐」は、「封神第一部:朝歌風雲」と「封神第三部之封神天下」も含めた「封神3部作」の2作目であり、烏爾善氏が監督でクリス・フィリップス、ホアン・ボー、ユーシーなどが出演する。レトロな神怪小説の名著「封神演義」をもとにしたもので、聞太師が鄧嬋玉を率い、魔家四将と殷商の大軍が待ち構え姫姜子歯など昆侖の仙人に支えられて、西岐の軍民とともに「十絶陣」を撃破し故郷を守る、というストーリーである。
「熊出没·重啓未来」は、「熊出没」シリーズ11作目となる大作で、「熊出没」SF5部作のファイナル作でもある。監督は林永長氏で徐芸、崔鉄志、劉圳傑の各氏が脚本を務めた。光頭強と熊二、熊大が未来からやってきた小亮に出くわし、みんなで100年後の世界へとタイムスリップする。地球はすでに菌類の植物で埋め尽くされ、人類が絶滅の危機にあえいでいた。3人はうまく狗熊嶺に戻ろうと小亮について行動するが、運命の出会いとなった彼らはともに世界を救う道のりを歩んでゆく。ところが、このような事態になったのはすべて光頭強が原因だったのだ。
(中国経済新聞)