オランダ、露光装置の輸出規制を拡大 中国は不満        

2024/09/9 11:30

中国商務省は9月7日、オランダの半導体輸出規制に関する質問と、それに対する報道官の返答として、以下のようなやり取りをホームページ上に掲載した。

質問:オランダが9月6日に露光装置の規制範囲を拡大すると発表したが、これについてどうコメントするか。

回答:これに関する情報は注視している。オランダとは、半導体の輸出規制についてこのところ様々なレベルで繰り返し話し合っている。オランダは露光装置について、2023年からの措施に加えてさらに規制範囲を拡大しようとしており、中国としては不満だ。アメリカが近年、世界の覇権的立場を守ろうとして国の安全概念を絶えず肥大化し、一部の国に対し半導体や機器類の輸出規制を迫っており、世界の半導体の産業チェーンやサプライチェーンの安定を著しく脅かし、関係国や企業の正当な権益を著しく損ねており、中国は断固として反対している。

オランダは、国際貿易ルールや中国との経済協力を守るという見地から、市場の原則や契約の精神を尊重し、両国半導体業界の提携や成長を抑えないような措置を講じ、輸出規制を乱用せず、両国の企業や共通の利益を着実に守り、世界の半導体の産業チェーン、サプライチェーンの安定を維持するべきだ。

(中国経済新聞)