海底撈の楊利娟CEOが退任

2024/07/10 16:30

中国の火鍋店大手「海底撈」は6月21日夜、執行取締役兼最高経営責任者(CEO)の楊利娟氏が退任し、苟軼群氏が後任を務めると発表した。

またこの日、海底撈の海外の運営会社で米ナスダックおよび香港に上場している特海国際は、楊氏が執行取締役兼CEOに就任しマネジメントや事業計画を統括すると発表した。

海底撈の発表によると、苟氏は2000年1月に主要メンバーとなり、最高財務責任者(CFO)、情報技術統括、サプライチェーン・購買管理統括、副総経理、投資事業統括などを歴任するなど、24年にわたり業界やマネジメントを経験している。

一方、楊氏は1995年に接客係として入社し、のちに班長、店長、エリアマネージャー、リージョンマネージャーなどを経験し、2018年1月に最高執行責任者となって経営管理に携わった。さらに2021年8月に執行取締役兼副CEOとなり、2022年3月1日にCEOに就任している。新京報によると、楊氏は接客係当時の月給が160元(約3542円)であったが、2021年1月には資産額125億元(約2767億円)で「胡潤経営者富豪ランキング」に名を連ねている。

(中国経済新聞)