「第18回 名古屋中国春節祭祝賀会」開催 

2024/01/7 08:30

「第18回 名古屋中国春節祭祝賀会」が1月6日、愛知県名古屋市の東急ホテルで開催され、呉江浩駐日中国大使、楊嫻駐名古屋中国総領事、大村秀章愛知県知事が出席した。

呉江浩駐日中国大使は挨拶の中で、「ご来賓の皆様、明けましておめでとうございます。最初に、能登半島地震で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。また第18回 名古屋中国春節祭に参加させていただきましたことを大変嬉しく思っております。そして主催者の皆様、ご支援してくださった方々に心より感謝申し上げます。名古屋春節祭については、以前より伺っておりましたが、実際に参加するのは今回が初めてです。春節は中国文化において最も大切な祝日であります。春節は正式に国連の祝日として認定され、チャイニーズ・ニューイヤーはワールド・ニューイヤーに格上げされる運びとなりました。中部地方における多くの華僑華人のご努力のもと、そして愛知県名古屋市、日本の各界の方々の力強いご支援により名古屋中国春節祭は、18年の歴史を迎え日本最大級の春節祭として、中国の伝統文化、芸術、食文化をPRし、日本の友人たちに新しい時代における中国の発展成果を知っていただく窓口として、中日両国民の友好の架け橋となっております。中日関係は、改善発展の重要な段階にあります。昨年11月、習近平国家主席と岸田文雄首相は、サンフランシスコで会談を行い、両国指導者は戦略的互恵関係の包括的推進を再確認し、両国の交流と協力の深化に関して、一連の重要な共通認識を達成し、中日関係の発展に方向性を示しました。新しい一年において、相互の共同の努力により中日関係が新たな局面を迎え、新たな発展ができるよう願っております。改めまして、第18回 名古屋中国春節祭の成功と100年春節祭というブランド作りへの確かな一歩を踏み出すことを祈願いたします。そして中部地方が、友好と伝統を継承し経済的優位性を発揮して、登り竜の勢いで各分野における中国との交流と協力を新たな段階へ引き上げることを心より祈念いたし、私の挨拶とさせていただきます」と述べた。

呉江浩駐日中国大使

大村秀章愛知県知事

大村秀章愛知県知事は、「18回目を迎えました名古屋中国春節祭の開催を心よりお喜び申し上げます。今年の春節祭は、今日から4日間開催されますが全て晴天だと聞いております。これまでの春節祭で見ますと2019年には21万人の方が来場し、過去最高を記録しました。今年は、この記録を更新することになると期待しています。何と言っても日本最大の春節祭が、この名古屋中国春節祭です。愛知県や中部地域が中国に対する一番フレンドリーな地域ということで、多くの皆様に来て楽しんでいただけることを願っております。愛知県は、江蘇省、広東省、山東省と姉妹(友好)提携を結んでおります。また清華大学、上海交通大学、浙江大学ともスタートアップの人材育成などで協定を結び、共同プロジェクトも何年も続いております。そして愛知県から中国へは、1100社が進出、愛知県内には4万4000人を超える華僑華人の方々がおられ、中国と関係の深い地でもあります。また愛知県はピンポン外交の舞台になった地でもあり、日中友好の伝統を引き継いでいきたいと思っております。私は、杭州アジア競技大会と杭州アジアパラ競技大会の開会式と閉会式に出席し大会旗を引き継ぐため、昨年の9月と10月で3回中国へ行って来ました。2026年のアジア・アジアパラ競技大会は愛知県で開催されます。ぜひ皆様と大いに盛り上げていきたいと思っております。そして中国をはじめ、アジア45の国や地域と絆を結び、友好関係を大切にしたいと思っております」と語り、能登半島地震への愛知県の救援活動や各界の支援に対するお礼を述べ挨拶を締め括った。

左から楊嫻駐名古屋中国総領事、呉江浩駐日中国大使、大村秀章愛知県知事、名古屋中国春節祭実行委員会の劉澤清委員長

(中国経済新聞)