2022年、5月8日は母の日である。中国での「働くママ」の過ごし方について、中国猟聘ビッグデータ研究院が、「2022年仕事を持つ母親の調査報告」を発表した。様々な角度からその働きぶりなどを示している。
報告によると、業界別に見た主な勤務先は、文化・教育メディア、IT、日用品、サービス業となっており、一番人気なのは文化・教育で30.26%、次いでITが23.42%、日用品、サービス業はいずれも20%以下であった。
これら4つの業界における募集案件を年収別に見ると、ITが最高で11.65万元、次いでサービス業が10.73万元、文化・教育が10.60万元であった。日用品は10万元に満たず、9.31万元であった。
さらに、採用部署別に見ると、教育・研修の営業が最も人気を集め、38.04%に達している。次が事務・ビジネス営業で7.47%、その次が教員で6.79%であった。またそれぞれの年収を見ると、ITの運営がトップで平均16.60万元、次が編集・記者で15.01万元、教務や学習機関の管理が12.12万元であった。
月々の収入については、5000-10000元が42.27%、3000-5000元が24.92%、10000-15000元が13.56%といった順になっている。こうしたことから、仕事を持つ母親の収入は決して高くなく、暮らしの向上やさらなるゆとりのために、改善の余地がありそうである。
また、働く女性が母親になった際にどう変わったか、との問いについて、大きく変わったのは「効率を重視し、一分一秒を争い、毎日が戦いのようだ」「辛抱強くなり、プレッシャーにめげなくなった」「責任を持って真剣に働くようになった」との3点であることがわかった。
(中国経済新聞)