ショート動画アプリTikTok(ティックトック)などを運営するバイトダンス(字節跳動科技)がゲーム事業におけるレイオフの噂について回答した。
最近、バイトダンスのゲームブランド「朝夕光年(Nuverse)」が大規模なレイオフを実施し、まだ発売されていない研究開発中のゲームプロジェクトを全て停止し、関連する人員も解雇するという噂が出ている。「晶核」、「星球:重啓 」、「航海王」は通常通り運営される。
11月27日、バイトダンスの担当者は、Nuverseは、「大規模な事業縮小を実施。同時に少数の革新的なプロジェクトや関連技術プロジェクトを除き、オンライン化されていないプロジェクトは閉鎖する」と述べた。
Nuverseの担当者は、「ビジネスの方向性と組織の調整は確かにあり、いくつかの革新的なゲームと関連技術の探求に焦点を当てる。同時に、プレイヤーの権利と利益を完全に保護するため、すでに稼働している商品の継続的な運営にもしっかりと取り組んでいく」と述べた。
2019年に設立された「朝夕光年(Nuverse)」は、バイトダンス傘下のゲーム研究開発・配信ブランド。今年7月に発売された「晶核」は、「朝夕光年」の自社開発ゲーム初の大ヒット作となった。第三者機関のデータによると、iOSプラットフォームにおける「晶核」の収益は、リリース後1週間で7000万元(約14億6000万円)近くに達した。
「晶核」
この決定は、ビジネスリーダーの厳授(イエン・ショウ)氏とバイトダンスCEOの梁汝波(リャン・ルボー)氏によって長い間繰り返し議論されてきた。梁氏は「一定の成果を上げているものの、ゲーム事業はここ数年、大規模かつ包括的を追求し、焦点の合っていないプロジェクトが散在しており、エネルギーとリソースはより基本的、革新的、想像力豊かな分野に投資されるべきだ考えている」と述べた。
(中国経済新聞)