2023年11月26日、中国国有自動車大手「長安汽車」は、広東省深圳市龍崗区において、華為技術有限公司(以下、ファーウェイ)との間で『投資協力覚書』を締結したと発表した。 両社協議の結果、ファーウェイは自動車用インテリジェントシステムおよびコンポーネントソリューションの研究開発、設計、生産、販売およびサービスを行う会社を設立する意向であり、当社は対象会社に出資し、戦略的協力を行う意向だ。
本覚書に基づき、ファーウェイは、自動車インテリジェント・ドライビング・ソリューション、自動車インテリジェント・コックピット、自動車インテリジェント・デジタル・プラットフォーム、インテリジェント・ビークル・クラウド、インテリジェント・ライトなどを事業範囲とする対象会社を設立。長安汽車とその関係者は、本取引において、対象会社の株式の最大40%を出資する意向であり、具体的な出資比率、出資額、出資期間については、再度協議を行う。
ファーウェイの関係者は、「ファーウェイは、自動車業界の参加を得て、電動化とインテリジェント化のためのオープンプラットフォームを構築したいと考えている。長安汽車との協力は、インテリジェント自動車分野におけるファーウェイのプラットフォーム戦略の進化であり、このオープンプラットフォームでより多くの自動車会社と協力し、オープン性とウィンウィンの新しいモデルを模索し続ける」と述べた。
問界と智界シリーズモデルの好調な販売により、ファーウェイは、賽力斯集団(セレス・グループ)、奇瑞汽車、その他の自動車会社とともに、技術革新、製品定義、品質管理、販売、ブランドマーケティングの分野で協力を強化。パートナーとともに、よりスマートで安全、より豊かな製品とサービスを継続的に投入することで、インテリジェントな移動の新しいエコシステムを構築する。
(中国経済新聞)