中国、米の軍需企業2社への制裁を決定

2023/09/19 11:30

中国外務省で9月15日に行われた定例記者会見で、「アメリカがこのところ台湾に対し、売却や支援、融資といった形で先進的武器を供与している。中国外務省報道官はこの前、国の主権と領土の一体性を守るべく断固とした力のある措置を講じると述べたが、さらなる情報はあるか」との質問が出た。

これに対し、毛寧報道官は、「アメリカ政府は中国の断固たる反対を無視して中国の台湾に武器を提供している。一つの中国という原則と米中間の3つのコミュニケに大きく違反し、国際法や国際関係の基本ルールに大きく背き、中国の主権と安全や利益を大きく損ね、台湾を武装するという誤った危険な道を歩み続けている」と述べた。

毛報道官は、「アメリカのロッキード・マーチン社のミズーリ州セントルイス支店は、受注先として8月24日に台湾への武器売却に直接関わり、またノースロップ・グラマン社は複数回にわたって売却に関わった。『中華人民共和国反外国制裁法』に基づき、これら2社に制裁を科すことを決定した」と述べた。

毛報道官は、「国の主権と領土の一体性を守るという中国政府の決意はゆるぎないものだ。われわれはアメリカに対し、一つの中国という原則と米中間の3つのコミュニケを確実に守り、台湾への武器売却や台湾との軍事的結託、台湾武装をやめるよう求める。やめなければ、中国から断固とした力強い反撃を受けることになる」と強調した。

(中国経済新聞)