ファーウェイとシャオミは9月13日、5Gも含めた通信技術に関するグローバル特許クロスライセンス契約を結んだと発表した。
これについて、ファーウェイ知的財産権部の樊志勇部長は、「大変うれしい。この契約は通信規格における当社の貢献度が改めて業界内で評価されたことを示すもので、今後、モバイル通信技術における研究に一段と身が入ることになる」と述べた。
一方、シャオミ戦略協力部の徐然総経理は、「大変うれしいことで、知的財産権を互いに認め、尊重していることが十分に示された」と述べた。また、これまで通りに知的財産権の価値観を守り、尊重し、ウィンウィンで長期的かつ持続する知財パートナー関係を探ることで、知財による技術的恩恵をもたらし、技術をより多くの人に広めるようにしていくとも述べている。
今年3月1日に発表された、中国知的財産権報第02版の「重大な特許侵害における紛争の行政裁決受理公告」によると、ファーウェイがシャオミを相手に、4G/LTE技術、スマートフォンの写真技術、画面ロック技術に関連する4つの特許を侵害したとして訴訟を起こしていた。
ファーウェイは2022年末に、5Gも含めたセルラー通信規格の基本特許について、OPPO、ノキアと相次ぎグローバル特許クロスライセンスを契約した。先ごろ発表されたファーウェイの特許に関する収入を見ると、「2019~2021年に世界でおよそ 12億~13億ドル(約1766億円~1913億円)を獲得している」と示されている。またファーウェイによると、2021年から5G に関するライセンスフィーの徴収を始めており、料率はスマホの売値によって異なり、上限を1台あたり2.5 ドル(約368円)としている。
(中国経済新聞)