9月10日、「浦江イノベーションフォーラム2023」の開幕式で、国有航空機メーカーの中国商用飛機有限責任公司(COMAC)党委員会書記・董事長の賀東風氏は「中国大型機の革新的発展」を紹介し、中国の国産旅客機C919はすでに2機を引き渡し、受注はすでに1061機に達したと述べた。
中国東方航空は昨年、世界初のC919旅客機を引き渡し、上半期に商業運航を開始した。現在、中国東方航空は2機のC919型機を受領し、いずれも上海-成都線を運航している。
賀東風氏はフォーラムで、15年間にわたる革新と発展を経て、新しいローカル路線用ジェット旅客機「ARJ21」、中短距離ナローボディー旅客機『C919』などの製品を完成させたと述べた。
これに先立ち、中国のCOMACはロシア国営の航空持ち株会社ユナイテッド・エアクラフト(統一航空機製造会社)との合弁会社である中露国際商用飛機有限責任公司(CRAIC)を設立。主にロシアと中国が共同開発した新世代の広胴型の長距離旅客機プロジェクト(当時の名称はCR929)の運用を担当している。
COMACが新名称に言及したのは初めてで、座席数250~350席、航続距離1万2000キロメートルの大型旅客機「C929」は現在予備設計段階にある。
さらに、ARJ21は112機が市場に投入され、775機の受注を獲得している。最初の注文はインドネシアのトランスヌサ航空で、インドネシア国内だけでなく、インドネシアからマレーシアやシンガポールへの路線も開設しており、すでに860万人の乗客を安全に輸送している。
(中国経済新聞)