8月24日13時(北京時間12時)、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出が始まった。
中国の主なSNSでは、これにより影響を受けそうなケア用品や化粧品のブランドが次々と列挙され、心配の声を上げている。
花王の有名ブランドであるキュレルは、「中国の各子会社が正規のルートで輸入している商品はいずれも放射線検査を受けている上、中国税関の検査に合格しており、国の基準を満たしているので、販売商品は問題なく使用できる」と表明している。
また無印良品のカスタマーサービス担当は、「今ある商品はみな処理水放出前に作られたものなので問題はない」という。ただし今後については、「よく分からないので保証はできないが、普通の状況では影響ない」とのことである。
この担当者によると、無印良品は会社は日本にあるが商品はほとんどが国外で生産されたものであり、どうしても心配なら購入前にパッケージに記載された生産地を確認するよう勧めた。オンラインショップでも、詳細ページに原産地情報が記載されているという。
また化粧品ブランドのSK-IIは、「生産地は福島原発から遠い西日本の滋賀県で、工場の周辺でも放射能などは全く検出されていないので処理水放出の影響はなく、使用や購入に問題はない」と答えている。
(中国経済新聞)